スタジオによって違う提供プログラム
次の一覧表をごらんください。2020年7月第一週に提供されるプログラムの一覧です。BB1からBB3までのレギュラープログラムを集計してあります。2020年7月時点でスタジオは全41店舗ありますが、そのなかから「旗艦店」の六本木(RPG)、豪華な自由が丘(JYO)、北の札幌(SPR)、西の梅田西(UMDW)、最新店舗の船橋(FNB)をサンプルに選んでみました。
もちろんプログラムはこのほかにもボディシェイプシリーズがありますし、リザレクションが始まる週なのでボディバーンシリーズのレギュラープログラムは少ないと思いますが、サンプルとしてご覧ください。
スタジオ別提供リスト
スタジオによって提供プログラムが違うのがよくわかると思います。BB1に限って言うと六本木ではComp2とDVGTがレッスンがありません。札幌と梅田西ではComp1がありません。BB1 Comp3とHit11だけがこの5店舗いずれのスタジオでも提供されているものになります。
BB2になるともっとスタジオ間の差が大きくなっています。六本木では提供プログラムは6種類ですが、船橋では17種類提供されていますし、この5店舗すべてで提供されるプログラムが見当たりません。
さらにBB3になると、自由が丘と札幌では提供がなく、その他の店舗でもすべて違うプログラムが提供されます。(もともとBB3は提供数が少ないので、自由が丘や札幌でも違う週をサンプルにとると提供されることもあるでしょう)
次に、全スタジオの今後1週間の提供プログラムの種類数をまとめてみました。
スタジオ別提供リスト2
全41スタジオを開業が古い順に並べてあります。今後1週間での提供プログラムの種類数を右側に表示しました。最も多い51種類を提供するのが札幌。もっとも少ない種類29プログラムが仙台と上大岡です。この期間にリザレクションが始まることもあり、提供されるプログラム数は多くなっている傾向があります。
では、なぜこのような差が生まれるか、ということですが。
インストラクターはプログラムを提供できる資格を取得しなければならない
たぶん、みなさんお気づきだと思いますが、スタジオによってプログラム提供に差が出る原因を一言でいえばこうなります。インストラクターはプログラムごとに提供資格を取得しなきゃならないのです。スタジオに配属されているインストラクターが持っているプログラムしか提供できないので、スタジオによって提供プログラムは偏ります。まれに他店からインストラクターがイベント的に(あるいは武者修行的に)出張レッスンしたりしますが、基本的には店舗配属のインストラクターでレッスンするわけですからね。
新人インストラクター(そろそろ各スタジオで今年の新人の顔を見るようになってきました)は持ちプログラムは1つです。昨年の新人はBB2 Hit19とか、BB2 Comp1とかを持って各スタジオに配属されてきましたが、今年はどうなるでしょう。
インストラクターは、提供できるプログラムを徐々に増やしていってレッスンの幅を広げていきます。新人さんたちも2ヶ月たち3ヶ月たちするうちに、2つめ、3つめのプログラム提供資格を取得していきます。そしてある程度の実績を積んでからBB1のプログラムを提供できるようになるのです。新しいプログラムの提供資格を取得してはじめてのレッスンのことを「リリース」と呼んでいます。人気インストラクターの新プログラムリリースのレッスンは満席(グレイアウト)になることも多いですし、会員さんの中には(お菓子など)リリースのお祝いを持ってくる方もいるようです。
プログラム提供資格をどう取得するか...(想像いっぱいで書いてみます)
インストラクターは所属スタジオのリーダーと相談して自分が次に取得するプログラムを決めていきます。スタジオではインストラクターの異動や退職などでスタジオとして提供できるレッスンが変わることがありますし、年間10本から20本の新プログラムがリリースされますから、それにも対応しなければなりません。スタジオでは所属する会員さんを飽きさせないためにも新プログラムの提供は必要なことなのです。たとえば、「BSW持ってたインストラクターが異動したから誰々はつぎにウエスト系を取得しよう」とか、「BB2の中でも少し強度の高いものを提供したいね」とか、「新プログラムが出るからいつごろまでに資格とろうね」などといった会話がなされるのでしょう。
そしてインストラクターは楽曲のセットリストを聴きながら「プログラムマニュアル」(というのがあると想像しています)を読み込んで、あるいは既にそのプログラムを取得している他のインストラクターのレッスンを受けてみたりして、プログラムのインストラクティングを練習していきます。彼らが練習できるのは会員さんに提供するレッスンの合間か、全レッスン終了後のスタジオあるいは、休館日のスタジオです。時折レッスンの合間にスタジオ入り口が閉まっている間、中から音楽とインストラクターの練習発声が聞こえることがありますよ。
プログラムの全部を身につけたら、プログラム提供資格の認定試験を受けることになります。晴れて合格すればプログラム提供OKということになり、提供スケジュールにいれてリリース、という運びになります。(資格試験については、このご時勢なのでたぶん映像審査でやってるんじゃないかな。)
誰が認定してんの?って気になりますが、ベテランインストラクターやスーパーバイザー、トレーナーといった人たちなんだろうと思います。ちなみに、この度、BB2 Hi20がリリースされますが、最初の週にこのプログラムを提供するのはIZUさん(JYOにて)Maiさん(MCD、SJKにて)Haruhiさん(UMDEにて)の3名だけなのです。この3名がプログラムを作ったり、認定出したりしたりしてるのではないかなと睨んでいるのですが...(いや、スタジオでインストラクターに聞いても絶対に教えてくれませんけどね)
新人のころは1種類ですが、ベテランになればなるほど、たくさんのプログラム提供資格を持つようになります。25種類以上のプログラムを持っているインストラクターを調べてみました。(現役インストラクターのみを集計しております)。ご覧ください。
28人のインストラクターが25個以上のプログラムを持っています。Yaeさんは54、Marioさんは53です。すごいですね。ちなみに、このお二人のレッスン提供開始日はともに2012年6月16日、そうフィールサイクル誕生の日です。もうお一人Fumiさん(26個のプログラム持ち)の3名のかたがフィールサイクル第一期のインストラクターなのです。(第一期インストラクターというか創業メンバーというか)フィールサイクル7周年記念のウェブ鼎談にその日のことが書かれています。
2012年6月16日(土)10:30、1号店である銀座5th(GNZ 5th)にて、FumiさんのBB1 Hit2のレッスンからフィールサイクルは始まりました。このレッスンの体験受講者は5名、全員が入会したそうです。この日は同じBB1 Hit2が計5レッスン提供されています。この日は(一社)日本記念日協会により、2017年に「バイクエクササイズの日」として認定されました。
このBB1 Hit2というフィールサイクル最初のレッスンってどんなものなんでしょう。稀にリザレクションで提供されるので、みつけたら速攻で予約ですね。創業メンバーの3名も今も現役でレッスンしているので一度は受講してみたいです。うちのホームに来てくれないかな。
レッスンプログラムを選ぶときに参考にしてくださいね。