【NOTES】雑記

(雑感)新プログラム群の特徴

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(雑感)新プログラム群の特徴

インストラクターのことば

コロナによる臨時休館明け後、インストラクターの前説やレッスン後の言葉がいちいち腑に落ちることが多くなりました。わたくしの心境の変化か、インストラクターの変化か、たぶん両方か。

たとえば、「体幹にグッと力を入れて重心を上に引き上げて・・・」「水分補給と特に呼吸を忘れずに・・・」「つらい時でも顔を上げて・・・」など。そして「顔の筋肉もゆるめて笑顔で漕ぎましょう」という言葉もありました。休館明け後、すくなくとも10名くらいのインストラクターのレッスンを受けていますが、新人さんを除いてほとんど全部のインストラクターが、それぞれ異なる表現ではありますが、同じようなことを言ってくれます。

コロナ休館中はインストラクターも自宅待機だったため、その間にフィールサイクル全体としての方針伝達などがあったとは考えにくいので、ステージを降りられない、とか、受講側の発声自粛が求められる、とかいうレッスンの変化に対応するべく、インストラクターそれぞれが考えた結果、より充実したレッスンのために前説の言葉も変化してきたのではないかと思います。

コロナ前は、レッスン中受講者も自由に発声できました。のりの良い曲のサビ前には楽し気に、スプリントの前にはインストラクターの「アーユーレディ?」の煽り言葉に気合で応えて。レッスン後にインストラクターとの間で、「今日も声出して盛り上げていただいてありがとうざいました」とか「今度あの曲でヒュー!って言いましょうね」とかいう会話もありました。いまはそれができない。

たくさんあるフィールサイクルの魅力の一つに、インストラクターと受講者とで作り上げていく一期一会のレッスンというのもあります。同じプログラム、同じインストラクターでも、レッスン中の受講者との間でのやりとりで、妙に充実することがあります。逆に、少しちくはぐなこともまれに。インストラクターと受講者との掛け合いがむずかしい状況の中、インストラクターはどうすればいいか考えて、いろんな言葉が出てくるようになったのではないでしょうか。

そして掛け合いができない状況の中リリースされている新プログラム群にも工夫がみられるようです。

新規リリースプログラムの特徴

さて、6月に8周年を迎えたフィールサイクルでは、7月1日リリースのBB2 Comp2を皮切りに8週連続新プログラムリリースという周年記念イベントが推進中です。

①7月1日リリースの BB2 Comp2:12曲構成

②7月6日リリースの BB2 Hit20:12曲構成

③7月11日リリース BB2 Comp3:12曲構成

④7月20日リリース BB2 GRDY:13曲構成(イベントプログラム)

⑤7月27日リリース BB3 HH2:11曲構成

⑥8月10日リリース BB3 WORLD1:9曲構成

⑦8周年スペシャルプログラム:60分プログラム

⑧8月24日リリース BB2 Comp4:たぶん12曲構成

リリース前のものもありますが、これまでの定番構成の10曲から2曲多い12曲構成が中心になっています。

そこで、少し調べてみました。

新・旧プログラムの時間的な違い

当サイトのレッスン構成表に載せているBB2レギュラープログラムは、低強度評価のBB2 MLN1から最高強度評価のBB2 Hous3まで19本あります。このうち特殊なBB2 Deep1とBB2 Jazz1を除く17本(BB2現行プログラムと呼ぶことにします)について、構成されている曲の分数やペース(BPM)などを調べてみました。

(BB2現行プログラム)1曲あたり平均時間数 235秒(3分55秒) 平均のペース118BPM 10曲あるいは11曲全部の平均曲時間2396秒

そして、今回リリースされてたBB2新プログラム(BB2 Comp2、Comp3、Hit20、GRDY)については、

(BB2新プログラム) 1曲あたり平均時間数 207秒(3分27秒) 平均のペース124BPM 12曲あるいは13曲全部の平均曲時間2577秒

<この数字はBB2 Comp4を除いた数字です。もちろんBB3 HH2とWORLD1も除いてあります>

現行プログラムと新プログラムを比較すると、1曲あたり30秒弱新プログラムのほうが短くなっています。逆に、曲全部の時間(レッスン中漕いでいる時間に相当します)が181秒も新プログラムが長くなっている。1レッスンは45分ですから、そのうちに曲自体の長さが長くなっていると言うことは、曲間がそのぶん短くなっている、ということですね。実に180秒:3分間も。ひるがえって言うと、BB2現行プログラムでは、実際に漕いでいる時間は約40分。新プログラムでは約43分ということになります。

つまり、曲間を短くして1曲あたり30秒ほども短いペースが速い曲を12曲(あるいは13曲)詰め込んだ密度の濃いプログラムが新プログラム、というわけ。

これで何が起こるかと言うと、レッスン中に漕いでいる時間が3分増える、そのぶん曲間にリカバーする時間が減る、ということで、レッスン全体では旧プログラムよりも新プログラム群のほうがボディバーン度は高くなるのでしょう。強度評価もそのあたりを考慮すべきなのかもしれません。

そういう意味で、新プログラム群は、どちらかというとBB2へのステップアップの途中にある初級者向けというよりも、すこしBB2に慣れてきて、心肺機能や体幹強度がついてきた中級者よりのプログラム群だといえるのではないでしょうか。

・・・となると、この8週連続リリースが終わった後、次のBB2プログラムは、少し強度抑え目の初級者よりのものになるような気もします。

いずれにしても、フィールのプログラム開発担当って、相当考え抜いてやってくれていますね。ありがとう。

(この稿は、新プログラムリリースによって更新していきます)


(2020年7月)

 

 

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