自宅にANYWHEREがあります。
何度か書いたことがあるので、ご承知の方もいるかと思いますが、私の自宅にはFEEL ANYWHEREがあります。昨年(2020年)の11月の末に公募された「FEEl ANYWEHE有料β(ベータ)プログラム」に当選したのです。12月の中旬に自宅にANYWHERE一式(バイクとタブレット)が届き、それ以来、自宅にFEEL ANYWHEREがある生活となりました。
コロナ禍とフィールサイクル
わたくしは妻と共にフィールサイクルの会員です。先に私が会員になり、妻にも勧めて入会させました。月30回まで受講できるマンスリー会員で、コロナ前までは年間270~300レッスンくらい漕いでいました。2020年初頭からのコロナパンデミックにより、4月から5月にかけてスタジオが閉鎖。すでにフィール中毒状態だった私たちは自宅にスピンバイクを導入してAPPLE MUSICでプレイリストをかけながら、なんとかコリオを再現できそうなプログラムをいくつか自宅で漕ぐ生活となりました。この時の「自宅でフィール」の体験が当ブログの開始のきっかけとなりました。(思えば、スタジオが閉鎖したころはコロナ第1波で、全国の感染発表数は1日500人程度でした。先ごろの第5波とは比べものにならないくらいの小さな波だったのですね)
その後、スタジオは再開し感染対策をしながらスタジオで漕ぐ日がもどってきましたが、昨年末からの第3波では、さすがにスタジオの密空間が怖くなり、足が向かなくなりました。2021年1月から4月までにスタジオで漕いだ回数は計16回。月に4回ほどに減りました。そして、5月から8月までは一度もスタジオで漕ぐことがありませんでした。私たちは50歳代後半で、感染リスクをできるだけ避けようとスタジオに行くことを控えました。その後、ふたりともワクチン接種を済ませ、9月に入ってからは受講者が少ないレッスンを選んで少しずつスタジオレッスンにも顔を出すようになって、現在に至ります。
自宅にFEEL ANYWHEREがある生活
さて、そんなコロナ禍の中、昨年12月中旬から自宅にFEEL ANYWHEREがあることになりました。バイクはスタジオバイクとほぼ同等(ハンドル前にタブレットがつくのでスタジオバイクより少しハンドルが太い)。幸い自分のシューズを持っているので、スタジオで漕ぐのと同じバイク環境が自宅にもあることになりました。もちろん、音響や照明効果はないのでその部分ではスタジオとずいぶん違います。
「自宅にフィールバイクがあり、レッスンを自分で選んでいつでも漕げる」が日常になると、その便利さはなくてはならないものになります。ほぼ毎日帰宅後すぐに漕ぎますし、漕いだらすぐシャワー。休日は気が向けば1日2回でも3回でも漕げますし、既にあったスピンバイクをどちらかが使って夫婦で同時に漕ぐこともできます。現時点で選択できるレッスンは、BB1からBB3、ボディシェイプシリーズなど十分なものがありますし、出演インストラクターも「さすが」と言えるインストラクションをしてくれます。一言でいうと、ANYWHEREが無い生活は考えられない、という状態になりました。
スタジオでは、インストラクターが固定されるため、提供されるプログラムがどうしても偏ります。時に他店からインストラクターが応援に来た時には日ごろ提供されないプログラムがスケジュールされますが、そういうプログラムは人気が高いので密になりがち。まだやはり敬遠しがちです。ANYWHEREがあると、レギュラープログラムでも所属スタジオのインストラクターが持っていないプログラムやリザレクション対象の古いプログラムがあったりしてスタジオよりもプログラムバラエティに富んでいます。
また、スタジオで受講するのをためらっていた高強度プログラムにもどんどんチャレンジできます。今では私はANYWHEREではBB3とBB2の受講比率がほぼ同じくらいになってしまいました。「きつかったら座ろ」というノリでBB3にも挑戦できるのは私には大きなメリットです。BB2とは違った身体の使い方をしなければならないし、BB3が標準になるとBB2もよりしっかり漕げるようになります。
自宅にANYWHEREがある、というのは”ある程度漕げる人”にとってはこれ以上ない幸せな環境と言っていいでしょう。一方、初級者の方にとってはスタジオレッスンとANYWHEREはスタジオに軍配が上がるような気がします。
時々スタジオで漕いでみると…
緊急事態宣言が明け、個人的にもワクチン接種が終わったこともあり、スタジオ受講も徐々に増えてきました。スタジオ受講の良さを再認識する機会になりました。特徴をまとめてみます。
スタジオ | ANYWHERE | |
選べるプログラム | 限られるし偏りがち | バラエティ豊かで色んなプログラムにチャレンジ可 |
受講時間などの自由度 | プログラム時間割どおり | そういう意味では「ANYTIME」 |
拘束時間 | スタジオまでの往復移動時間が必要 | いわばジャストタイムで途中棄権も可 |
音響・照明・空調 | 絶大な効果 | 普通はゼロ。部屋を暗くするくらい |
雰囲気 | 一体感、ライブ感などスタジオならでは | それなり… |
効果 | 同じプログラムを同じように漕いでもスタジオのほうがボディバーン効果は高いと思います。(空調の効果もあり) | |
楽しさ | 基本的に楽しい | 体を動かす爽快感はあるが楽しいかどうか… |
こちらの記事で、なぜフィールの虜になったのかを自己分析してみました。「楽しいから」という結論なのですが、その「楽しさ」とは、
グループレッスンで受講コマがあること。これによってある時間、ある人数が同じ事をやることになる。けれど予約段階で自分のバイク位置が確定できて、基本が暗闇なので自分に集中できる。グループレッスンなのに自分だけに集中できるという絶妙な時間と空間ができあがる。「没入感」
45分で1レッスン終わること。練り上げられた45分のプログラムがレベルに応じて多数準備されているため、比較的短い時間でストーリーが完結する。自転車漕いで筋トレしてるだけなのに、なぜか初級者でも上級者でも自分なりの満足感とか達成感が確実に得られることになる。忙しい毎日の中でもレッスン前後とあわせて1時間少々の時間を捻出すれば達成感が得られる。「達成感」
ライブ感があること。スタジオと音楽とインストラクターと受講会員とでひとつのレッスンが生み出される。同じプログラム、同じインストラクターでも毎回違った感じのレッスンになるし、インストラクターが違うとさらに違ったレッスンになる。そして参加している自分もそのレッスンの一員であるという感覚を持つことができる。「一期一会感」
というふうに分析していました。この中でANYWHEREにもあるのは「達成感」のみ。「没入感」や「一期一会感」はいまのところありません。ライブ配信が始まれば「一期一会感」は出てくると思いますので、そうなるといわゆるスタジオ環境と自宅環境の違いが最大の違いになってくるでしょう。スタジオのあの音響や照明は自宅での再現は無理ですからね。
この記事の内容については、すべて私見であることを再度強調しておきます。ご了承ください。
(2021年10月)