※2022年10月リリースのプログラムBB2 BEYONCÉの強度評価とプログラム構成を提供いたします。
BB2 BEYONCÉ(ビービーツー ビヨンセ)
プログラムリリース日:2022年10月1日(土)
「世界のスーパースターBEYONCÉ(ビヨンセ)とコラボしたスペシャル・プログラム「BB2 BEYONCÉ」が登場!2021年、女性アーティストとしてグラミー賞最多受賞の新記録を樹立 2022年、アカデミー賞に初ノミネートしたBEYONCÉ(ビヨンセ)。待望の7枚目最新アルバム『RENAISSANCE|ルネッサンス』に収録された楽曲を中心に構成されたスペシャル・プログラム。生きる喜びと、人々に開放をもたらしくれるソウルフルで伸びやかな歌声を全身でお楽しみください。」(FEEL ANYWHERE公式インスタグラムの投稿文より)との触れ込みで、この10月1日にリリースされ、配信もはじまったプログラムです。
早速漕いでみましたのでレポートいたします。
プログラム全体としては、1)曲数が全10曲(ダンベル前に8曲、ダンベル後に1曲の変則構成) 2)出だしの1曲目が高強度で驚く 3)RUNは無し。極端に強度の高い曲もないが休憩曲は無し。4)ポジション3ダブルタイムやスタンディングファストが頻繁に登場 5)コリオはハンドルタップやプッシュダウンキープ、ダイヤモンドなど変わり種が多く華やかさを感じました 6)全体の強度はBB2標準より少し高め といった感じでしょうか。
BB2シリーズの中ではRUNがないとはいえど強度を感じると思います。1曲目のハードさが強度印象を高めにさせていると思います。極端に高強度の曲はありませんが、ポジション3ダブルタイムが多く、ポジション3リズムも比較的速めに感じます。
プログラム強度評価は、脚強度16・腕強度6・腹強度4の総合評価26ポイントとしました(マックス値は脚20、腕10、腹10です)。もちろん強度の感じ方は人それぞれなので、違うご意見もあるかとは思います。
楽曲 | duration | BPM | |
1 | I'M THAT GIRL | 3'28 | 106 |
<HARD> ベースはポジション3ダブルタイム(普通の速さ)少しポジション2座り漕ぎでイントロ部分が終わるとポジション3に立ち上がります。
バックトゥーアップ(8カウント)→(4カウント)→(2カウント)をたっぷりと。ポジション3立ち漕ぎのまま、プッシュアップ(4カウント)。最後にポジション3ダブルでおしまい。 ポジション3リズムであれば普通のBB2と同じようにウォームアップ的なのですが、それほど速くはないとはいえダブルで漕ぐので、1曲目からこれ?という感じで強度を高く感じます。 |
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2 | ALIEN SUPERSTAR | 3'35 | 122 |
<HARD> ベースはポジション2座り漕ぎダブルタイム(速め)。スタンディングファスト曲
座り漕ぎでプッシュアップ(2カウント)、エルボーダウン(2カウント)から、たっぷりとポジション3スタンディングファスト(8カウント)→(4カウント)。 ポジション2ダブルで漕いでラストはプッシュ&エルボー(2カウント)です。 |
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3 | CUFF IT | 3'45 | 115 |
<NORMAL> ベースはポジション3リズム。(少し速め)
ポジション3でサイドトゥサイド、バックトゥーアップ(4カウント)のセットを2回。最後のセットはサイドトゥーサイドから4バック4サイド→2バック2サイド。 1,2曲目がハードな曲で3曲目に少しゆっくりできる感じです。 |
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4 | BRAKE MY SOUL | 4'38 | 115 |
<HARD> ベースはポジション2ダブルタイム(普通の速さ) ハンドルタップ曲。
1コーラス目は座り漕ぎダブルタイムでハンドルタップ1&2(2カウント)。ハンドルタップは、ハンドル1(右左で2カウント)→ハンドル2(右左で2カウント)から、コンビネーション{ハンドルタップ1&2+プッシュアップ(2カウント)✕2}。その後ポジション3ダブルタイムに立ち上がって、コンビネーション{ハンドルタップ5&3+プッシュアップ(2カウント)✕2}。 一旦座ります。2コーラス目は、まずは座り漕ぎでハンドルタップ1&2から、コンビネーション{ハンドルタップ1&2+エルボーダウン(2カウント)✕2}。立ち上がって、コンビネーション{ハンドルタップ5&3+エルボーダウン(2カウント)✕2}。 再度座り、最後のコーラスは、プッシュ&エルボー(2カウント)をしばらくやって立ち上がり、コンビネーション{ハンドルタップ5&3+プッシュアップ(2カウント)✕2}→コンビネーション{ハンドルタップ5&3+エルボーダウン(2カウント)✕2}→コンビネーション{ハンドルタップ5&3+プッシュ&エルボー(2カウント)✕2}。 立ち漕ぎダブルでのハンドルタップの際には軸がぶれがちなので注意です。 |
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5 | CHURCH GIRL | 3'44 | 92 |
<NORMAL>ベースはポジション3ダブルタイム(少しゆっくり目)
5曲目6曲目は脚的には少しゆっくり目です。立ち漕ぎぎダブルでタップイットバック、プッシュアップ(2カウント)、プッシュ&エルボー(2カウント)と続きます。 |
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6 | MOVE (feat. Grace Jones and Tems) | 3'28 | 118 |
<NORMAL>ベースはポジション3リズム(普通の速さ)立ち漕ぎリズムでプッシュアップ(2ダウン2アップ)をしばらくやって、コンビネーション{プッシュダウンキープ(4カウント)+4バック4アップ}。
2コーラス目も同じくプッシュアップ(2ダウン2アップ)からコンビネーション{プッシュダウンキープ(4カウント)+4バック4アップ}をたっぷりやります。 このコンビネーションは4カウントのプッシュダウンキープ+4バック4アップなので、コンビネーション全体で12カウントです。カウントが少し変則的に感じるので集中が必要です。 |
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7 | THIQUE | 4'05 | 129 |
<HARD>ベースはポジション3リズム(速め) 長めのダイヤモンド曲。少し速めのポジション3リズムで漕ぎながら、ダイヤモンド(右)2カウント(右・後・左・前を2カウントずつ)→ダイヤモンド(右)シングルカウント(右・後・左・前を1カウントずつ)。
リズムを挟んで、ダイヤモンド(左)2カウント→ダイヤモンド(左)シングルカウント。 続いてダイヤモンド(2カウント)右→左。ダイヤモンド(シングルカウント)右→左をやってクラウチング。長めのクラウチングの後、2アップ2バックを挟んで、ラストも長めのクラウチング。 曲が少し長めで、前半はダイヤモンド。後半はクラウチング、という構成。ダイヤモンドのシングルカウントはこの速度でやると体幹に効きます。クラウチングもノーバウンスを徹底するとかなりの強度です。 |
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8 | AMERICA HAS A PROBLEM | 3'19 | 126 |
<HARD> ベースはポジション2ダブルタイム(速め) ダンベル前のスプリント。座り漕ぎダブルでまずはプッシュアップ(2カウント)。ポジション3ダブルを少し漕いで座り漕ぎに戻りプッシュアップ(2カウント)。再度立ち上がってポジション3ダブルタイムでのタップイットバック。
2コーラス目はスタンディングファスト(8カウント)→(4カウント)、最後のサビでポジション3ダブルタイム。 RUNはないものの、ダンベル前のスプリント曲と言っていいでしょう。 |
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9 | PURE / HONEY | 4'48 | 124 |
<Dumbbell> 長めのダンベル曲
アームカール、フライ、ショルダープレスのセットです。 長めの曲なので、きちんと肘の高さを維持すると腕に効いてきます。 |
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10 | SUMMER RENAISSANSE | 4'43 | 92 |
<HARD> ベースはポジション2座り漕ぎダブルタイム(普通の速さ)1セット目は、座り漕ぎでプッシュアップ(2カウント)→ポジション3ダブルタイム。
2セット目は座り漕ぎダブルタイム→ポジション3ダブル→タップイットバック。 3セット目がスタンディングファスト(8カウント)→(4カウント)。最後のサビでポジション3ダブルタイムでフィニッシュです。 |
ビヨンセの新アルバムからの曲で、かっこよさを感じるセットリストとなっています。
プログラム構成が一般的なBB2と少し異なっているので、初めて漕ぐと面食らう部分があるかもしれません。このレポートを参考にしていただいて1曲目から心してかかってください。とはいえ、それほど高強度の曲があるわけではなく、RUNもないので、しっかり体幹を使っていけば漕ぎ切れます。初級者の方はたぶん長いポジション3ダブルについていけない部分があると思いますが、そこはリズムに落として大丈夫。チャレンジしてみてください。