フィールサイクルには独特の用語がいくつかあります。知っていて損はない、そんな用語集です。
インストラクター ( イントラ ということも )
スタジオにいるスタッフはほとんど全部がレッスン指導を行うインストラクター。たまーに事情により事務専門の(元)インストラクターもいる。
学生時代にスポーツをやってた人がほとんどで、私の知る限りでも、ダンス、バスケ、サッカー、野球、陸上など多種多様なスポーツ経験者がインストラクターになっています(ラグビー出身者は聞いたことないかな)。インストラクターの力量により同じプログラムでも漕ぎやすさがかわってくると実感しているので、フィールにとってインストラクターは超重要です。
バイク
旧型(銀色)と新型(黒色)がある。旧型はschwinn (シュウィン)社のACスポーツという商品がベースと思われる。サドルやハンドルの位置調整のやり方や、トルクの効き具合などに差がある。古い店舗に旧型、新しい店舗に新型のバイクが配置されていたが、2019LUSTERの後に旧型バイクだったスタジオにも新型が配置された。いまは銀バイクのスタジオは数えるほど。
ハンドルおよびハンドルポジション
漕ぐ際に手を添える、あるいは手で持つ場所をハンドルといい、4箇所のハンドルの場所に名前がついている。
- ポジション1(P1):ポジション2の間にある丸く半円の部分。座り漕ぎでも立ち漕ぎでも使う。
- ポジション2(P2):ハンドル手前のU字のところ(とインストラクターは言うが、手前の横棒のところというほうがわかりやすいかも)。座り漕ぎでも立ち漕ぎでも使う。
- ポジション3(P3):先の方に4本立っている棒のうち外側2本。立ち漕ぎだけで使用する。
- ポジション5(P5):先の方に4本立っている棒のうち内側2本。立ち漕ぎだけで使用する。
- ポジション4:ハンドルをもたない(手放しの)ポジションのことを言う(というインストラクターもいるし、ポジション4はありません、というインストラクターもいる)。
トルク
ハンドルの下にある丸いネジ。右に回すと足が重くなり(トルクアップ)、左に回すと軽く回るようになる(トルクダウン)。漕ぐスピードを調節する役割と、負荷を強くする役割を持つ。
ペダルとクリート
フィールサイクルのペダルはビンディングペダルといってシューズがペダルに固定されるようになっている。フィールサイクルで採用されているビンディングペダルはLOOK社のもの。
ペダルとシューズを固定するのがシューズの裏についている器具で、クリートという。フィールのバイクのペダルに適応するクリートはSPD-SL(3つ穴)という取り付け規格のもので、LOOK社のKEOという商品。
より詳しいお話は、「ロッカールームトーク」の「マイシューズのおはなし。」をどうぞ。
スケジュールアップ(略称 スケア)
毎週金曜日の20時すぎくらいに、3週間後の一週間のレッスンスケジュールが公開される。金曜日は原則として全スタジオのレッスンがない休館日だが、スケジュールがアップされるので大事な日。
グレイアウト
あるレッスンで、バイクが予約でいっぱいになると、予約ページのそのレッスンの枠がグレーに変わり、バイク予約画面が見られなくなる。「満席」状態のことをグレイアウトという。こうなるとキャンセルが出ない限りバイク予約に進めなくなる。人気レッスンや人気インストラクター、あるいはインストラクターが異動や退職などによる最終レッスンなどは、スケジュールアップ後すぐにグレイアウトすることもよくある。
無断キャンセル
予約したレッスンをキャンセル処理しないまま受講しなかった場合、「無断キャンセル」となる。ある月に3回以上無断キャンセルしてしまうと翌月の同時予約枠が1枠だけになってしまう。キャンセルはレッスン開始30分前までしかできないので、受講するつもりでいて、ギリギリになって行けなくなった、という場合が多いのかな。
実はチェックイン忘れで通常通りレッスンを受講した場合も無断キャンセルとなります。2コマ連続受講などのときに発生しやすいのでご注意(私も一度やりました)。基本はスタジオについて靴を脱いだらチェックイン処理、1日複数レッスン受講の場合も前レッスンが終わってレッスンスタジオから出てきたらチェックイン処理。
キャンセル待ち
満席予約のレッスンで、空きが出たら受講したい場合、レッスン開始30分前からスタジオ受付に直接申し込んでキャンセル待ちができる。チェックインはレッスン開始5分前まで可能なので、レッスン開始5分をきった時に、満席か無断キャンセルがあるかが判明する。空きが出たら受付のインストラクターが割り当ててくれる。早い者勝ち。
通常レッスン
通常、どこかのスタジオで実施されているレッスンのこと。一方で、期間限定で提供されるレッスンをイベントレッスンと呼んでいる。通常レッスンで提供されていても時期が来ると封印されて提供されなくなるもの(たとえば古いHitシリーズなど)もある。
イベントレッスン
期間限定で提供されるレッスン。アーティストコラボレーションプログラムの多くは2ヶ月から3ヶ月といった期間限定で実施される。また、ハロウィン、エイプリルフィールというイベントにちなんだイベントレッスンもある。年に二~三回イベントレッスンが復活する「リザレクション」と呼ばれる時期がある。
リザレクション
春・夏・秋・冬の一ヶ月程度、提供時期の終わったイベントレッスンや、封印されたHitシリーズなどが復活する時期のこと。受けそこねたプログラムや人気プログラムが復活するので、スタジオも活況になることが多い。
ドセン コマイヌ席
スタジオのバイク配置で、最前列でインストラクター正面センターの席。"どセンター"のことをドセンと通称しています。
また、いくつかのスタジオでは、インストラクターの左右(両方あるいはいずれか側)にある、多くのバイクから真横が見られるように配置されたバイクがあり、そのバイクをコマイヌ席と呼ぶことがある。
ドセン、コマイヌ席どちらもレッスン中みんなの視線に入ることを念頭に。
ロッカー
フィールサイクルには私の知る限り3種類のロッカーがあります。カギ式、ダイヤル式、ボタン式です。カギ式は比較的古いスタジオにあるようです。
カギ式は、その名の通りロッカーにカギがついていて、スタジオ内にカギを持ち込むタイプ。うっかりするとレッスン後、バイクにカギを忘れることがあるので注意。
新しいスタジオはボタン式だと思います。0から9までのボタンがついており、自分の好きな番号の組み合わせを押してロックします。ロックすると押したボタンが押されていない状態に戻ります。開錠のときに同じ番号の組み合わせを押してアンロックします。あわててロックすると、つい押した覚えのないボタンを押してしまっていてアンロックのときにスタッフを呼ばざるを得ないことも。
カギ式とボタン式の中間くらいの古さのスタジオでは、ダイヤル式になっているようです。0から9までの数字の書いてあるダイヤルが4つあり、番号を設定してロックして、ロックした後自分で各ダイヤルを回して設定番号をわからなくする必要があります。
所属店以外のスタジオで普段のスタジオと違うカギの形式のときにはフロントでスタッフに尋ねましょう。カギをなくしたり、ロックした番号を忘れたりした場合は、フロントにいるスタッフにお願いすると開けてくれます。が、男性スタッフが不在だったりすると、男性会員さんがロッカーからいなくなるまで待って女性スタッフが空けてくれることになるので、時間がかかります。
コリオ
レッスン中の動作の振り付けのことをコリオといいます。レッスンは「ペダリング」と「コリオ」の組み合わせ、と言っていいでしょう。「漕ぎながら」「動作をする」というものでフィールサイクルのレッスンが成り立っています。
カウント
フィールサイクルのレッスンでは、8拍子のカウントを刻みながら指示が進みます。コリオは、カウントで、16カウントの動作、8カウントの動作、4カウントの動作、2カウントの動作、シングルカウントの動作、と指示されます。(まれにハーフカウントもありますが)
たとえば「プッシュアップ 4カウント」というのはワン・ツーでダウン、スリー・フォーでアップとなり、「エルボーダウン 2カウント」はワンでダウン、ツーでアップ、スリーでダウン、フォーでアップ、となります。(なお、16カウントの動作はスタンディングファストで出てきます。「16カウント スタンディングファスト」:16カウント立ち漕ぎで、16カウントすわり漕ぎ)
カウントダウン : 同じ動作、たとえばバックトゥーアップの動きが、最初8カウントバックトゥーアップを2セットやって、次に4カウントバックトゥーアップを4セット、最後に2カウントバックトゥーアップを8セット、というようにカウントを短くしながら続くような流れをカウントダウン、と言ったりします。