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BB2 Hit20 プログラムレポートと強度評価

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BB2 Hit20 プログラムレポートと強度評価

※新規リリースのプログラムについて、複数回受講できたものの強度評価をプログラム構成とともに提供いたします。2回以上受講できたものを順に公開していきますが構成記述が間違っていることがあるかもしれませんので、参考までにご覧ください。さらに受講して誤りがあれば随時訂正してまいります。

※最新のプログラム強度表(フルバージョン)はこちら

BB2 Hit20(ビービーツー ヒット トゥエンティー)

プログラムリリース日:2020年7月6日(月)

7月1日からはじまった、8周年記念の8週連続新プログラムリリースの第二弾として7月6日にリリースされたBB2 Hit20は、主に今年の新卒新人インストラクターが提供するプログラムのひとつです。(新人提供のもう一つはBB2 Comp3)

グラミー賞やブリットアワードにノミネートされた楽曲・アーティストを中心に選曲されたプログラム。とされています。2020年の最新ヒットを集めたというわけですね。今週、ホームスタジオでの提供が開始されて複数回受講できましたので、レッスンレポートをお送りします。

今回のプログラムは覚えるのに苦労しました。1,2回では把握できない感じなので、誤りがあるかもしれません。受講を重ねて間違っていたら訂正してまいりますので、ご承知おきいただければと思います。


プログラム全体としての印象は、1)12曲編成で3,7曲目がスプリント曲10曲目がダンベル 2)RUNがありません 3)長いポジション3ダブルもありません 4)コンビネーションや変わったコリオが多く難易度が高いです。

総合的にいうとBB2の中では低~中強度ですが、これまで出てこなかったコリオやコンビネーションがあるため、プログラムに慣れるまでは少し強度が高く感じるかもしれません。

プログラム強度評価は、脚強度9・腕強度5・腹強度5の総合評価19ポイントとしました。RUNがないので脚強度はもう少し軽く感じる方も多いかもしれません。いずれにしても、ひとつ前のHit19と比べると格段に漕ぎやすいと思います。今後は12曲編成が標準になってくるのでしょうか。

 

楽曲 -- アーティスト duration BPM
Say So (feat. Jojo) -- PJ Morton 3'33 75
<EASY> ベースはポジション3リズム(普通のペース:または遅めのダブルタイムと感じる人も)

ポジション3で漕ぎながら、たっぷりタップイットバックでウォーミングアップです。

Midnight Hour -- Skrillex, Boys Noize & Ty Dolla $ign 3'18 126
<EASY>ベースはポジション3リズム(ビートが始まるまではポジション2リズム座り漕ぎです)

ポジション3リズムで、プッシュアップ(4カウント→2カウント)→バックトゥーアップ(4カウント→2カウント)

プッシュアップ(2カウント)をはさんで、コンビネーション{2カウントプッシュアップ×4回 → 2カウントB2U×2回}の繰り返し。

Sucker -- Jonas Brothers 3'01 138
<NORMAL~HARD>恒例の3曲目スプリント曲ですが、RUNではなくスタンディングファストとポジション3ダブルタイムで心拍を上げます。

ベースはポジション2ダブルタイム

1コーラス目はスタンディングファスト8カウント→4カウント

2コーラス目は2カウントエルボーダウン(ボースハンズ、ライレフ)をやってスタンディングファスト(8カウント・4カウント)

3コーラス目はスタンディングファスト4カウント→ポジション3ダブル(48カウント)

Old Town Road -- Lil Nas X 2'37 136
<EASY>ベースはポジション1立ち漕ぎリズム(少し速め) 強度は高くありませんが慣れるまで難易度は高いです。

ポジション1立ち漕ぎリズムでいろんなカウントのエルボーダウンで腹筋を使います。が、カウントが気になってなかなか音楽には集中できないかも。

エルボーダウン(両手)シングルカウント

ライト・レフト(シングルカウント)

2ライト2レフト(シングルカウント)

シングルシングルダブル(右左右右・左右左左、で1セット)を繰り返して、

最後のサビでコンビネーション{エルボーダウン(シングル)×1回→ライレフ(シングル)1回→2ライト2レフト×1回→シングルシングルダブル×1セット}

短い曲の中でカウントがころころ変わるエルボーダウン。特にこのコンビネーションはカウントに集中を要します。

Senorita -- Shawn Mendes & Camila Cabello 3'55 76
<NORMAL>ベースはポジション3リズム。レアなコリオ:サークルが出てきます。

タップイットバックから、サビでコンビネーション{8カウントサークル(右回り)→タップアンドプッシュ×2回→サークル(左回り)→タップアンドプッシュ×2回}を2回。

リズムにもどって、さらにタピバから上記コンビネーションを4回(だったと思います)。

サークルは、このプログラムで初登場のコリオです。

ポジション3リズムから、まず右回り:(プッシュダウンキープまではいかない程度に)グッと上体をハンドルに近づけて、そこから8カウントかけて上体を右→後→左→前とぐるっと円を描くように動かします。左回りなら、前からスタートして左→後→右→前、でサークル完成です。特に「ゲットロー(体勢を低く)」とは言われませんでしたが、体幹を意識して少し体勢を低くするのが正解ではないかと思われます。

Too Hot to Dance (feat. Shaggy) -- Julian Marley 4'09 97
<NORMAL>ベースはポジション1立ち漕ぎリズム(速め)

少しポジション1座り漕ぎをして、ポジション1立ち漕ぎリズムに移行します。この立ち漕ぎが少し速く感じるでしょう。

前半はエルボーダウンライレフ(シングルカウント)→ボースハンズ(シングル)をやってシッティング。立ち上がって、エルボーダウン(シングル)の後シッティング。

後半はポジション1立ち漕ぎとエルボーダウン(シングル)の後、ポジション3に。ここからハンドルタップがはじまります。

ポジション3からコンビネーション{ハンドル1→エルボーダウン(シングル)→ハンドル3→エルボーダウン(シングル)}

一度座って、ラストでもう一度ポジション3に立ち上がり、上記コンビネーションです。

Joy -- Bastille 3'12 118
<HARD>スプリント曲。ベースはポジション2ダブルタイム

エルボーダウン2カウントから4カウントスタンディングファスト4回、を2コーラス分。

3コーラス目はそれに{スタンディングファストの4カウントアップ→4カウントダウン with エルボーダウン(シングル)2回}のコンビネーションが続きます。このコンビネーションは、座ってすぐにオフビートではじまるシングルカウントエルボーダウンの2回目が終わる間際に立ち上がらないと4カウントアップのタイミングがずれてしまうので注意が必要です。この意味で難易度が高い曲でしょう。

Hurricane -- I Prevail 3'43 165
<NORMAL~HARD>ベースはポジション3リズム(速め)

かなり速めのポジション3リズムのなかで、1,2コーラス目はタップイットバックとタップ&プッシュ。

3コーラス目は2カウントプッシュアップ。4コーラス目はタップ&プッシュ。

Got to Keep On -- The Chemical Brothers 5'16 125
<NORMAL>ベースはポジション2ダブルタイム 長い、修行系の一曲です。

ポジション2ダブルタイム座り漕ぎで、

前半はかなり長いプッシュアップ(2カウント)→かなり長いエルボーダウン(2カウント)→かなり長いエルボーダウンキープ

後半はプッシュ&エルボーのカウントダウンです。2カウントの8プッシュ&8エルボー→4プッシュ4エルボー→2プッシュ2エルボー→プッシュ&エルボー(2カウント)→シングルカウントプッシュ&エルボー。

10 Truth Hurts -- Lizzo 2'53 158
<Dumbbell>

2カウントアームカール、パンチアップ(シングルカウント)ライト&レフト、2カウントフライの組み合わせ。

お好みならダンベルの重さを上げてもよろしいかと。

11 Center Point Road (feat. Kelsea Ballerini) -- Thomas Rhett 3'36 64
<EASY>休憩曲です。ベースはポジション3ダブルタイム(ゆっくり目)

タップイットバック(シングル)やダブルタップを組み合わせて最後まで。目を閉じてリラックスしてラストソングに備えます。

12 Someone You Loved (Future Humans Remix) -- Lewis Capaldi 3'09 110
<HARD>ベースはポジション2ダブルタイム

エルボーダウン(4カウント→2カウント)して、サビでポジション3ダブルタイム(32カウント)

2コーラス目はエルボーダウンとライレフのみ。最後のサビがポジション3ダブルタイム64カウント分で、その後半の32カウントはエルボーダウンシングルカウントとなります。最後のP3DTも64カウント分しかないので、がんばって漕ぎ切りましょう。


このBB2 Hit20は、RUNが登場せず、スタンディングファストの繰り返しもそれほど回数が多くなくて、またポジション3ダブルタイムも2曲のみで、それほど長くありません。また、短めの曲が多いためすぐ終わってしまう感もあり、脚強度的には並みの強度のプログラムです。ただ、前にも書きましたが、難易度が少し高め。コンビネーションが多く、ライレフの細かなカウント変更や、サークル+タップ&プッシュ、ハンドルタップ+エルボーダウン、スタファ+エルボーダウンなど、ある程度の慣れが必要だと思います。

BB1からのステップアップを目指している方には、意外と6曲目のポジション1速めの立ち漕ぎでエルボーダウンやハンドルタップをやる曲がキツいかもしれません。体幹に力を入れるのを忘れずに楽しんで漕ぎましょう。

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