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BB2 Comp4のプログラムレポートと強度評価

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BB2 Comp4のプログラムレポートと強度評価

※新規リリースのBB2 Comp4の強度評価とプログラム構成をようやく提供できる運びとなりました。2-Comp4はレギュラープログラムです。

 

<2回以上受講できたものを順に公開していきますが、プログラム構成が間違っていることがあるかもしれませんので、参考までにご覧ください。さらに受講して誤りがあれば随時訂正してまいります。>

最新のプログラム強度表(フルバージョン)はこちら

BB2 Comp4(ビービーツー コンピレーション フォー)

プログラムリリース日:2020年8月24日(月)

8周年記念イベントのひとつである8週間連続新規プログラムリリースの最終プログラムとして8月24日にリリースされたBB2 Comp4。ホームスタジオでの提供がなくてなかなかレポートできませんでしたが、この度ようやく強度評価とレポートをお届けします。10月20日時点で対応インストラクターが11名しかおらず、レギュラー提供されているスタジオはまだ少ないのが実情です。

 


プログラム全体としての印象は、1)曲数が12曲 2)RUNは登場しない 3)スタンディングファストとポジション3ダブルタイムが複数回登場 4)基本的な動きではあるが、コンビネーションが少し複雑 5)強度の低い曲が多い

総合的にいうと最近のBB2レギュラープログラムであるComp2、Comp3やHit20と比べると強度は低く感じます。ポジション3ダブルタイムやスタンディングファストの練習に最適です。

プログラム強度評価は、脚強度9・腕強度3・腹強度3の総合評価15ポイントとしました。

BB2の中でも強度評価は低い部類に入ります。BB2 MLN1やBB2 Hit17と同程度でしょう。特に強度の高い曲がなく、休憩曲も多いです。ポジション3ダブルタイムとスタンディングファストが複数回、それも短い継続時間ででてくるので、練習に最適です。

少し変わったコンビネーションが二種類。{3サイド+プッシュ&エルボー}と、{2バック2アップ+2プッシュアップ+ダブルタップ+ダブルプッシュ}というコンビネーションでしょう。この2つは必ず前説での解説があるはずですので、はじめはよく聞いておいたほうがいいです。

楽曲 -- アーティスト duration BPM
Hello My Love – Westlife 3'36 122
<EASY> ベースはポジション3リズム

はじめ少しだけポジション2座り漕ぎののち、ポジション3のリズム(普通の速度)。エルボーダウン4カウントから2カウントへ。

2コーラス目は、プッシュアップタップ4カウントから2カウント。

3コーラス目は、エルボーダウンライト&レフト(2カウント)です。

Sing It With Me – JP Cooper & Astrid S 3'21 112
<NORMAL>ベースはポジション3リズム(速度は普通から少しゆっくり目) 3バック1アップが登場。

サビまでダブルタップイットバック、サビで3バック1アップ、を3コーラス分。

最後のサビのところで、コンビネーション{ダブルタピバ+3バック1アップ}の繰り返し。

3バック1アップは、基本はバックトゥーアップです。バック状態で1・2・3カウント、4カウント目にアップして、すぐにバック状態に戻します。

Starving [Bali Bandits Remix (Radio Edit)] – Hailee Steinfeld & Grey feat.Zedd 3'00 100
<NORMAL>恒例の3曲目スプリント曲。ベースはポジション2ダブルタイム

座り漕ぎダブルタイムでプッシュアップ(2カウント)。サビでポジション3スタンディングファスト(4カウント)を少しやってポジション3ダブルタイム(32カウント)。

2コーラス目も同じくプッシュアップ2カウントから、スタファ無しでポジション3ダブルタイム(32カウント)。

ポジション2ダブルに戻って最後はポジション3ダブルタイム(32カウント)、座って追い込みのプッシュアップ2カウント。

If the World Was Ending – JP Saxe & Julia Michaels 3'28 76
<EASY>ベースはポジション3リズム(ゆっくり)

ゆっくりとポジション3リズムで漕ぎながら、ずーっとサイドトゥーサイド。ゆっくりなので、大きめに身体全体を左右に振って、振り切ったところで体幹を使って振り戻すという本来のサイサイの動きが丁寧にできます。肩だけになったり腰だけになったりしないように、背骨の線を前後方向まっすぐに保ったままで。

最後だけダブルタイムに移行して、タピバです。ただ、ベースのテンポがゆっくりなので、ダブルタイムといっても早めのリズム程度です。最後のダブルタイムは全体で128カウント程度。ダブルタイムが苦手な方にもよい練習になるでしょう。

As You Are (Shy FX Remix) – Rag’n’Bone Man 3'25 82
<NORMAL>ベースは立ち漕ぎポジション1ダブルタイム(ゆっくりめ)

立ち漕ぎポジション1で、2カウントエルボーダウンのボースハンズとライト&レフト、それにライレフ シングルシングルダブルをいろいろと組み合わせで。

立ち漕ぎダブルとはいうものの、ペースがそれほど速くないので、よい練習になると思います。

Lost Stars (Into The Night Mix) – Adam Levine 3'38 101
<NORMAL>ベースはポジション2ダブルタイム

1コーラス目は、ポジション2ダブルタイムで漕ぎながら、2カウントのプッシュ&エルボー→2プッシュ2エルボー→プッシュアンドエルボーの流れで。

サビの部分からポジション3スタンディングファストからポジション3ダブルタイム(32カウント)withエルボーダウンライレフ(64カウント)。ポジション3ダブルタイムのままコンビネーション{3サイド+プッシュ&エルボー}を64カウント分。

コンビネーションで出てくる3サイドは、サイドトゥーサイドのバリエーションで、1で右に振って、2でセンターにもどり、3で左に振って4でセンターに戻る、という右と左にふる間にセンターで一拍止まる、という動きです。初めての方は前説での動きの説明をしっかり聞いてください。

この曲が一番ポジション3ダブルタイムが長く続く曲になりますが、速度的には標準か少しゆっくり目ですので、ダブルの練習になります。

Love Is Fire – Freya Ridings 2'58 130
<EASY>ベースはポジション3リズム(普通の速さ)

ポジション3リズムで漕ぎながら、プッシュアップ(2カウント)からバックトゥーアップ(4カウント)

2コーラス目は、バックトゥーアップ(2カウント)のあと、コンビネーション{2バック2アップ+2プッシュアップ}。

3コーラス目は、コンビネーション{2バック2アップ+2プッシュアップ+ダブルタップ+ダブルプッシュ}の継続です。

最後のコンビネーションは、バックトゥーアップとタップイットバックの違いを理解していないと、同じような動きになってしまいがちです。意味が分からない場合は、コリオの解説のところをもう一度ご覧ください。

Ready For Love – Klingande & Joe Killingto feat.Greg Zlap 2'44 124
<NORMAL>ベースはポジション2ダブルタイム

1コーラス目は、エルボーダウン(2カウント)→エルボーダウン(4カウント)→P3スタンディングファスト→ポジション3ダブルタイム(32カウント分)

2コーラス目は、エルボーダウン(2カウント)→エルボーダウン(4カウント)→エルボーダウン(シングルカウント)→ポジション3ダブルタイム(32カウント分)→2バック2アップ(32カウント分)

最後のポジション3ダブルのままのバックトゥーアップが少々息が上がります。とはいえその前のダブルタイムと合わせても64カウント分なので、苦手でも何度か経験すればなんとか漕ぎ切れますよ。

Believe in Love – ‎Mathieu Koss & LePrince 2'45 126
<Dumbbell>

1コーラス目:プルイン→アームカール→トライセプス

2コーラス目:プルイン→クロスプルイン→アームカール→トライセプス。

「プルイン」はこぶしの手のひら側を上にして、ダンベルを前方からわきの下辺りまで引き戻す動き。「クロスプルイン」は、前方で両手をクロスさせます。

10 I Am Yours – Andy Grammer 3'41 74
<EASY>ベースはポジション3ダブルタイム(ゆっくり目)

ポジション3ダブルタイム(ゆっくり目、あるいは速めのリズム)で漕ぎながら、サビでタピバする曲です。

11 Long Way Home – Lucas & Steve & Deepend 2'49 126
<EASY~NORMAL>ベースはポジション3リズム

はじめ少し座り漕ぎですぐにポジション3に立ち上がります。プッシュアップ(4カウント)をやってから、座ってポジション2ダブルタイムへ。サビはポジション3スタンディングファスト(4カウント)です。

2セット目は、ポジション3リズムでプッシュアップ(4カウントから2カウント)、座ってポジション2ダブルにペースを上げて最後のサビでポジション3スタンディングファスト(4カウント)。

スタンディングファストはあるものの、曲が短いこともあって曲強度はそれほど高く感じません。

12 Conversations in the Dark – John Legend vs.David Guetta 3'30 127
<NORMAL>ベースはポジション2ダブルタイム

ポジション2ダブルで漕ぎながら、エルボーダウン(2カウント)→ライレフ(2カウント)→エルボーダウンキープ→エルボーダウン(2カウント)。サビで、ポジション3ダブルタイム(32カウント分)。

2セット目、ポジション2ダブルで、エルボーダウン(2カウント)→エルボーダウンキープ→エルボーダウン(2カウント)。ラストのサビがポジション3ダブルタイム(32カウント分)with2カウントエルボーダウン(32カウント分)


このプログラムは高強度と感じる曲がありません。ポジション3ダブルタイムも継続時間が短く、スタンディングファストも登場しますが、少々息が切れる程度、そして、なによりも全体の半分は休憩曲的なゆっくり漕げる曲なので、強度は最近のBB2シリーズの中では低いと思います。

提供インストラクターが少ないのが難点ですが、BB1からのステップアップ、ポジション3ダブルタイムやスタンディングファストの練習には最適なプログラムと言っていいでしょう。初級者さん向けといえるので、もっと多くのスタジオで提供されるようになるといいですね。

曲セットリストはとても良いのですが、盛り上がりに欠ける、漕ぎ切り感に欠ける、というのが正直なところ。インストラクターの腕前が試されるプログラムなのかもしれません。

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